わたしのセルフケア手帖

心と身体のセルフケアで自分をたいせつにしよう

福祉目線でよむ今週のニュース(10/3〜10)

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きょう急に思いついた企画をはじめてみます!(ブログは自由でいいねー)

一週間のニュースの中から福祉目線で気になったものを選んで、社会福祉士として働いていたわたしなりの所感を付け足して週に一回まとめてみようと思います。

もっと社会のことも考えていかねばと感じていたのですが、こういう宿題のような機会を作っておくとちゃんとやるかなと思いまして…。40にもなると自分のことはよく分かってます。

福祉的な話題だけとは限りませんが、一般的なニュースよりはちょっと重いと思います。
読んでくださる方にも、なにか考えるきっかけになれば幸いです。
自分はこう思ったよ、というコメントも歓迎です!
自分だけでは視野が狭いですので、いろんな方の考えを聞いてみたいです。

全国各地のニュースを知る機会が少ないので、47NEWSから引用したいと思います。


nordot.app

「とにかく、いろいろまずいことがあるんです」。こんな情報提供があったのは、数カ月前のことだ。神奈川県中井町にある県立の知的障害者入所施設「中井やまゆり園」の職員だという。

 「入所者を1日20時間以上、外から鍵を掛けた個室に閉じ込めている」「入所者の不自然なけがが絶えない」「職員による暴行なのに、事故扱いにして隠蔽(いんぺい)した」などと、にわかには信じ難い話が次々と出てくる。

個室施錠の状況を一覧にした内部資料では、今年2月時点で1日20時間以上施錠されている人が泉寮と秋寮で5人。8時間以上の施錠などに範囲を広げると、五つの寮で計22人に上る。

神奈川県は今年5月、22人のうち泉寮と秋寮の男女各1人の長時間施錠について障害者虐待防止法に基づく「虐待」と発表している。

だが、発表資料には施錠時間は「8時間以上」としか書かれていない。園の職員は「県は時間を短く見せかけている。身体拘束が認められる一時性や切迫性などの要件を満たしていないのに、県立だから身内意識で県のチェックも働いてこなかった」と証言する。

中井園の職員らによると、職員の暴力で入所者が骨折したケースを事故扱いにして隠蔽した疑いもある。

入所者が大けがをしたり、不自然なあざが体にできていたりすることもあったが、「転倒」「自分でぶつけた」「暴れたため押さえつけた」などとして報告されているという。


引用のボリュームが大変なことになってしまいましたが、かなり端折っているので余裕のある方はぜひ元記事全文をお読みいただければと思います。

重度の知的障害者入所施設で働いたことがなく見学したことしかないのですが、どうしても明るく楽しい職場です!とはなりにくいかと思います。

「入所施設という閉鎖性」「意思疎通ができない利用者が多くなにをしても告発されることがない」という虐待の温床が出来上がっている上に「施設側も容認している」までプラスされてしまうとこのような劣悪な環境になってしまうのでしょう。

別の職員は「泉寮では『人と交わると入所者が不安定になる』などと独特の考え方が何十年も続いていて、変えようという気配はない」と証言する。


何十年…。
県立の施設だと公務員ですから施設長も変わっていくと思うのですが、こんな馬鹿げた考えが守られてしまうんですね。現場の職員は異を唱えることで職場での立場が悪くなるのを恐れて従うしかない…ということはあると思います。県立(公営)の弊害かもしれません。

福祉の現場は基本人手が足りておらず、職員一人一人の負担が大きく、それがストレスとなり、利用者への暴力・虐待につながることが多々あります。
余裕のある人員の確保とストレスのかかる仕事にちゃんと見合う給料の保障が必要です。

唯一、こうやって内部告発がされて事実が明るみに出たことが救いです。
福祉の現場に限らず、今は匿名でネットで広く情報を拡散できる時代なのでこの流れが進んであらゆる改善がされていくことを望みます。

www.okinawatimes.co.jp

容疑者は、糸満市内の民家で同居する寝たきりの父親=当時81=が亡くなっているのを知りながら、2年近く遺体を室内に放置したとして、9月に死体遺棄容疑で逮捕されていた。

再逮捕容疑は昨年5月下旬、父親がすでに死亡しているにもかかわらず、父親に依頼されたように見せかけて、糸満市役所に特別定額給付金の申請を実施。6月に父親名義の銀行口座に自分の分と合わせて給付金20万円を振り込ませ、コンビニの現金自動預払機(ATM)から給付金20万円を引き出し、盗み取った疑い。


これは驚くようなニュースではないんですが、自分自身が昨年特別給付金の手続きをした時に、元々年金の不正受給をしている人間はさらにやるだろうな…とは思いました。

高齢の親が亡くなり(稀に殺害する場合も…)、その年金で暮らしていた同居の無職の子供が死亡届を出さずに不正受給をするという事件は後を断ちません。

「親が亡くなったら手厚く弔う」ことは当たり前と思ってしまいますが…。

親との関係が悪ければ、亡くなっても悲しみもなく放置することに罪悪感がない場合もある。
子供が引きこもりで外に出られなかったり、精神疾患・知的障害がある場合は、死亡手続き・葬儀の手配ができずそのまま放置してしまうということも多いです。

何十年もの引きこもりの場合や、失職したまま働けなくなった場合や色々ですが、子供も氷河期世代となってきていますので、無職で高齢の親の年金のみで生活する家庭は今後ますます増えていきます。

すでに何件も起こっていますが、将来を悲観した親子無理心中も増えてしまうと思います。
この流れは本当に危惧していまして、8050問題についてはさらに考えていきたいです。

www.nhk.or.jp


すみません、ニュース記事2つだけでこんなボリュームになってしまいました。
次回からは記事の内容は引用でなく要約にしてコンパクトにしてみたいと思います。

最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。